BURK FILM バークフィルム:コンクリート乾燥遅延剤
5px.pngコンクリート乾燥遅延剤【クラック防止・乾燥抑制】

優れた遅延効果・経済性

Guide to CURING Concrete Reported by ACI Committee 308GUIDE TO CURING CONCRETE Reported by ACI Committee 308(米国コンクリート協会)バークフィルムは、打設したコンクリート表面に分子の層を形成し、コンクリートからの急激な水分の蒸発を大幅に遅延させる効果で、初期収縮クラックを減らし、コンクリート本来の強度を維持させる目的で作られたコンクリート乾燥遅延剤です。また、バークフィルムは青色の有機化合物の水溶性ポリマー剤で、水分蒸発と共にバークフィルムも蒸発しますので、コンクリート表面に残存することなく、仕上げ材との接着に悪影響を与える心配もありません。
10倍希釈と非常に経済的であり、有害物質を含まず、無臭で、V.O.C.(揮発性有機化合物規制)合格済みであり、環境にも安全な商品です。
欧米諸国では著しい速乾性の環境下のコンクリート打設において乾燥遅延剤を使用することは、ACI(米国コンクリート協会)の基準において定められています。
バークフィルムはACI第302項「コンクリート乾燥遅延剤」に準ずる商品です。


高品質なコンクリートの確保

コンクリートの水分蒸発量は周辺の環境に大きく左右され、特に気温・湿度・風速・コンクリート温度が影響を与えます。
一般的に水分蒸発量が1kg/㎡/時間以上になった際に、乾燥収縮が発生します。
コンクリート打設直後の表面からの水分蒸発を大幅に抑えることによって、密で高品質なコンクリートを作り出し、また、高温・強固時のコンクリート仕上げをスムーズに完了する事が出来ます。

用途

バークフィルムは以下のような環境条件の打設時に、すばらし効果を発揮します。
 ◉気温の高い日
 ◉湿度の低い乾燥した日
 ◉直射日光を受ける時
 ◉強風の際
 ◉冬場の建物内で、ヒーターを使うような打設時
 ◉高強度コンクリートの打設時
 ◉カラーハードナー(無機質散布材)もしくは
  表面強化材の打設時
 ◉超可塑剤・シリカフュームを要求された
  コンクリートミックスの打設時

利点

◉高温・乾燥・強風時に優れた施工性の確保
◉収縮クラック・ヘアークラックの抑制・防止
◉水性・無臭
◉防塵材やコンクリート強化材使用・その他の床に最適
◉カラーハードナー(無機質散布材)施工時にゆとりある
 時間を与える
◉鏝の滑りを良くし、仕上げ作業を容易にする
◉10倍希釈なので、非常に経済的

施工要領

◉バークフィルムを水:原液 = 1:9の割合で希釈する。
(※濃縮液のため希釈率厳守)
◉木ゴテ均しの後直ぐに、バークフィルムを低圧スプレーもしくは
 ジョーロで均一にコンクリート表面に塗布してください。
◉カラーハードナー(無機質散布材)施工時に使用する場合は、
 カラー粉末を散布した後にバークフィルムを塗布してください。
◉希釈後は3.7~6.2㎡/ℓまでカバーでき、褪色性の青色染料を
 含んでいるので、何処に塗布したかすぐに分かります。
◉使用後の器具やジョーロは水で洗って下さい。厳しい乾燥時には、
 バークフィルムを仕上げ過程において早目に塗布される事をお勧め
 致します。また、再塗布する事も可能です。

施工面積と梱包容量

■ 施工面積
 バークフィルム1缶(19リットル)で700〜1,200㎡(通常時)
■ 梱包容量
 ・5ガロン(19リットル)
 ・55ガロン(208リットル)

注意事項

◉バークフィルムは養生剤ではありませんので、塗布後でも通常の
 コンクリートの通常養生は必要です。
◉バークフィルムを凍結させないように保管してください。
◉硬化後のコンクリートにバークフィルムを溢してしまった場合は、
 速やかに拭取り、水で洗い流してください。
◉最終金ゴテ押え・機械押えの段階での使用は、変色が起きる場合が
 あるので使用を避けて下さい。
◉子供の手の届かない場所に保管してください。
◉もし誤って飲み込んだ場合、痛みが続くようであれば、
 医者にかかってください。
◉肌や目に刺激があった場合は、すぐに水で洗い流してください。

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*バークフィルム簡易説明書
(PDFファイル/要Adobe Acrobat)

コンフィルム【浸透性クラック抑制・改質剤】
【浸透性クラック抑制・改質剤】

初期乾燥収縮によるひび割れ予防

打設直後にコンクリートと表層部の水分蒸発が促進されるとセメントの水和反応が不足し、強度が低いまま表面が集結してしまうことが有ります。水和結晶の低い部分からは、さらに微細空隙内部に存在する水和セメントペーストからの吸着水(ゲル水)の消失が進み、それに伴い体積の減少によってひび割れが発生します。この現象は「乾燥収縮ひび割れ」と呼ばれ、コンクリート表面に生じたヘアクラックです。
コンフィルムは打設直後のコンクリート内部の水酸化カルシウムと反応してゲルを形成して水の蒸発を緩慢にして、初期乾燥収縮によるひび割れの発生を予防します。

特徴

コンフィルムはコンクリート強度発現後に塗布することにより内部の未水和のカルシウムやアルカリ物質と反応して内部の毛細管や微孔空隙(1000分の1mm)を充填しコンクリートを緻密にします。
コンフィルムの成分は超微粒子で有るため、コンクリート表面から内部にしっかりと深く浸透します。
コンフィルムは塗布前、塗布中の散水、塗布後の洗浄の必要はありません。

効果

コンフィルムのクラック抑制、コンクリートの強度アップ、白華抑制

施工手順

コンクリート打設後、翌日にコンフィルムを希釈せずに原液のままコンクリート表面に噴霧器等で均等に散布し乾燥すれば完了。
※壁面型枠は脱型直後に塗布してください。

主成分

超微粒子ケイ酸塩系水溶材

荷姿

・18リッター缶
・処理範囲:約12平方m/L
・材料価格/¥40,000/18L缶
・材工価格/¥300/平方m

コンクリート乾燥遅延剤:クラック防止・乾燥抑制5px.pngコンクリート乾燥遅延剤:クラック防止・乾燥抑制

コンクリート乾燥遅延剤:クラック防止・乾燥抑制5px.pngコンクリート乾燥遅延剤:クラック防止・乾燥抑制

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